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AnimeJapan2014クリエイター体験講座『アルドノア・ゼロ』『Fate/Zero』で学ぶ演出講座

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クリエイター体験講座 22日 Program2 『アルドノア・ゼロ』『Fate/Zero』で学ぶ演出講座

(こちらは講座を聞かせていただいて抜粋・文章化したものです。なるべく正確に書いたつもりですが、聞き間違いや当方の認識ミスなどで、トークしていただいた方の意図とは、ちょっと異なる記述・内容になってしまっている可能性もございます。その点はご了承ください)

&Z(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

演出とはなにか?

作品のコントロール
品質のコントロール
各セクションから上がってきたものを、どう修正するか
色んなセクションをコントロールする仕事
一本の作品を作るための、工程を全て理解した上での仕事

演出の仕事と監督の仕事は、一部重なる部分もある。監督も、確認して行く作業なので。

工程で言うと、
・監督は、全行程をチェックする。
・演出は、絵コンテ以降の工程をチェックしていく

また、監督は演出家の演出もコントロールする。演出家は監督の意向や指示の下で、演出をしていく。

演出家と監督の一番の違い

演出は、上がったもののチェックが主体だが、監督は旗振り役にならなければいけない、目指す場所を指し示す役割。

絵コンテの必要性について

脚本からいきなり原画にするのは難しい。原画が十人いれば、全員が全員、ぜんぜん別の絵を描いてくる。

原画を十数人で分担しなければいけない共同作業においては、脚本と原画の間の段階が、どうしても必要となる。それが絵コンテ。

感覚と理屈、どちらを基準に作っているのか

感覚で作っている。こういうのを作りたい、という思いで作っている。
ただ感覚で良いと思ったものは、理屈も通っていることが多くて、しばらく経過してからシーンや意味や、演出の理屈に気付いたりする。作品から逆に教えてもらえる

映画を見たりする時に、自分はこういうのが好きだな、と客観視できる瞬間があり、そういうのが基準になっていく。自分の中に基準があることで、制作のときにも、「絶対に譲れないポイント」が明確になる。

http://www.anime-japan.jp/2014/report/creator.html
Program2
『アルドノア・ゼロ』『Fate/Zero』で学ぶ演出講座
あおきえい(監督)
 クリエイター講座/演出クラスの講師として登壇したのは『劇場版 空の境界』や『Fate/Zero』、また今夏放送のオリジナルロボットアニメ『アルドノア・ゼロ』を手がけるあおきえい監督。講義はアニプレックス・高橋祐馬さんとのトークセッションの形で進められた。
 講義は、あおき監督が監督のポジションに至るまでの道のりの話からスタート。制作進行からデジタル撮影、そして演出を経て監督にキャリアアップするまでの道程を、当時あおき監督が感じた挫折や戸惑いを含めて、リアルに語ってくれた。監督が最初に挫折を感じたのは、演出として絵コンテを切り始めたとき。「見たい映像、作りたいストーリー、描きたいキャラクターのイメージはあるのに、その理想に辿り着けない。実力不足で、抱いているイメージを絵コンテに落とし込むことが出来なかったんです。自分の理想と現実の実力とのギャップに打ちのめされました」そんな挫折を乗り越えるための解決策は、”それでもひたすら絵コンテを切り続けること”。「出来ないのが自分なんだと認めるしかない。言い方は悪いですが”未完の傑作よりも、完成した駄作”なんです。作品を完成させないと、気付きも成長もない。そこに反省があれば次に繋がる。成長するためにはそれを繰り返すしかないんです」とあおき監督。
 アニメ監督として、初めてのオリジナル作品&ロボット物という2大挑戦に挑む『アルドノア・ゼロ』の制作にも話は進み、ゼロから物語を紡ぎ上げる難しさと醍醐味、創作の楽しさを語ったあおき監督。受講者から面白い作品を作るための秘訣を質問された監督はこう答えた。
「面白さの感じ方は人それぞれで正解はありませんが、少なくとも自分の中に”面白い”の基準を持っておくこと、それが大事だと思います。他の人の意見を取り入れながらも、”ここだけは譲れない”というポイントを持っておくこと。それがその人の個性になると思うんです」
 講義の最後に、受講者にある課題が課された。配られたのは『空の境界1/俯瞰風景』と『Fate/Zero』24話の1シーンのシナリオと登場キャラクター設定、そして絵コンテ用紙。これらで実際に絵コンテを切ってみるという課題。「脚本を読み込んで、脚本が描きたい世界を忠実に映像化することが大事」とアドバイスをくれたあおき監督。後日、筆者も絵コンテ作りに挑戦し、そのあと1つの解釈(模範解答)として配られたあおき監督の絵コンテを拝見して驚かされた。そこには、脚本の行間を補完し、世界を豊かに描き出す膨大なイマジネーションが詰め込まれていた。これは”忠実”な映像化なんかじゃない。そして改めて感じた。やっぱり、アニメーションは面白い。

アルドノア・ゼロTVアニメ公式ガイドブック (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

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